《中日對照讀新聞》震災で不明のネコ、生きていた 飼い主と再会 震災中失蹤的貓咪 活著並與主人重逢
◎林翠儀
震災の日、岩手県大船渡市の民家から姿を消したネコが9日、飼い主のもとに帰ってきた。見つかったのは約15キロ離れた陸前高田市。首輪に記された携帯電話の番号から、3年2カ月ぶりの再会が実現した。
日本東北大地震當天,從岩手縣大船渡市一戶民宅消失蹤影的貓咪,9日重返飼主懷抱。貓咪被發現的地點位於約15公里外的陸前高田市。因為項圈上寫著手機號碼,讓貓咪與主人在3年2個月後得以重逢。
陸前高田市気仙町の杉林にじっと座る黒いネコを地元の夫婦が保護し、大船渡保健所に届けたのは4月10日。首輪があり、人懐っこい。首輪にうっすらと文字が浮かんでいるのに職員が気がついた。「ヤマギシ」という文字と携帯番号。なんとか判読し電話をかけると、山岸剛郎(たけお)さんにつながった。飼い主その人だった。
這隻一直坐在陸前高田市氣仙町杉林裡的黑貓,先被當地一對夫婦收留,4月10日再被送到大船渡保健所。黑貓的脖子上綁著項圈,也不認生,保健所職員發現項圈上一排模糊的文字,勉強辨識出「yamagishi」的文字和手機號碼,打了電話聯絡上山岸剛郎先生,飼主正是此人。
12年ほど前に家に来た雑種のオスで、名はスイカという。自宅は震災で津波の被害を免れたが、スイカはあの日から行方知れずになった。3カ月ほど探したが見つからず、いつしか生存をあきらめていた。9日、保健所で対面した。山岸さん夫妻に抱きかかえられたスイカは、目を細めて体をすりつけた。
這隻貓是大約12年前來到山岸家的雜種公貓,名叫「西瓜」。山岸的住家雖然在地震後的海嘯中逃過一劫,但西瓜從那天起下落不明,找了大約3個月都遍尋不著,不知不覺中對西瓜的存活已不抱希望。9日西瓜在保健所與主人重逢,被山岸夫婦抱在懷裡的牠,笑咪咪地磨蹭著身體。
ニュース・キーワード
うっすら(薄っすら):薄薄(地)、淡淡(地)、模糊(地)、隱約(地)、稍微
例:辛(つら)かった過去(かこ)のことを思(おも)い出(だ)して切(せつ)なくなり、彼女(かのじょ)の目(め)にはうっすらと涙(なみだ)を浮(う)かべる。(想起痛苦的往事,她鼻子一酸,眼眶泛起淚光。)
いつしか(何時しか):不知不覺
例:花(はな)を見(み)ながら散策(さんさく)を楽(たの)しんでいると、いつしか時間(じかん)が経(た)つのも忘(わす)れてしまう。(邊賞花邊散步,不知不覺就忘了時光流逝。)
漢字を読みましょう
不明(ふめい)/再会(さいかい)/民家(みんか)/首輪(くびわ)/杉林(すぎばやし)/文字(もじ)/判読(はんどく)/雑種(ざっしゅ)/生存(せいぞん)/対面(たいめん)