《中日對照讀新聞》5千キロ漂流の漁船、気仙沼の船主の元に帰る 漁船漂流5000公里 重返氣仙沼船東身邊
◎林翠儀
東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流され、4000~5000キロを漂流して福井県沖で見つかった漁船「千代丸」(全長5.6メートル)が30日、約2年5カ月ぶりに故郷に戻った。所有者の村上千代志さんは「津波の恐ろしさを伝える役を果たしてほしい」と、同市のリアス・アーク美術館に寄贈する。
一艘在日本東北大地震引發的海嘯中被沖離宮城縣氣仙沼市,漂流4000到5000公里後在福井縣海域被尋獲的漁船「千代丸」(全長5.6公尺),8月30日回到闊別約2年5個月的故鄉。漁船所有者村上千代志說「希望它做為傳達海嘯的恐怖見證,發揮最後的功能」,將船捐贈給該市Rias Ark美術館。
千代丸は太平洋を漂流後、フィリピン沖を経由して、対馬海流に乗って日本海に流され、事実上、日本を半周する形で福井県沖に着いたとみられる。今年6月に沖縄近海で発見されたが悪天候で回収できず、今月3日、福井県沖で再び見つかり回収された。
千代丸漂流到太平洋後,疑似經過菲律賓海域,又隨著對馬暖流漂至日本海,形同繞了日本半圈後,最終抵達福井縣海域。今年6月千代丸在沖繩近海被發現,因為天候不佳無法回收,8月3日於福井縣海域再度被發現而撈上岸。
漁船を気仙沼市まで運んだのは、滋賀県で建設業を営む西村邦彦さん。船が見つかったのをニュースで知り、「何とか持ち主に返してあげたい」と無償での搬送を買って出た。村上さんは西村さんの厚意を「船が見つかったことよりうれしかった」と話す。
將漁船運送到氣仙沼的是在滋賀縣經營建築業的西村邦彥,他從新聞得知漁船被發現的消息「無論如何一定要將船送回原主的身邊」,自告奮勇免費運送。村上對西村的一片盛情表示「比找到船更令人開心」。
ニュース・キーワード
恐ろしい(おそろしい):可怕、恐怖、令人害怕、擔心、令人不可思議
例:シリアのアサド政権(せいけん)が国際的(こくさいてき)に禁(きん)じられた化学兵器(かがくへいき)による「恐ろしい犯罪(はんざい)」を行(おこな)った。(敘利亞阿塞德政權,使用國際禁止的化學武器進行「恐怖犯罪」。)
営む(いとなむ):經營、維持、舉行(神事、法事)
例:農業(のうぎょう)従事者(じゅうじしゃ)の高齢化(こうれいか)の進行(しんこう)が著(いちじる)しいことから、農業を営む人が減少(げんしょう)しています。(由於農業從事者的高齡化進展愈來愈明顯,農業經營者正在減少中。)
漢字を読みましょう
漂流(ひょうりゅう)/船主(せんしゅ)/陸路(りくろ)/帰還(きかん)/対馬海流(つしまかいりゅう)/半周(はんしゅう)/悪天候(あくてんこう)/建設業(けんせつぎょう)/無償(むしょう)/厚意(こうい)